Life Is A Pigsty  ライフ・イズ・ア・ピッグスタイ
http://rinrin.saiin.net/~musiclads/lyric/morrissey/lifeisapigsty.html

それはお馴染みのSOS
けれど真新しい不運
そして、またしても僕は君に頼る
そう、またしても君に、君に頼るんだ

それはお馴染みのSOS
けれど真新しい不運
僕の心根は変わっていないのに
君ときたら……
ねえ、本当に分かっているの?

人生は豚小屋
人生は豚小屋
人生は豚小屋
人生は豚小屋
人生、人生は豚小屋
人生、人生は豚小屋
人生、人生は豚小屋
人生は豚小屋

もし分からないなら
他に何を知っているというの?
僕の人生は 全ての瞬間
君のためにだけ生きている
君になら撃ち殺されてもいい
線路に突き落とされてもかまわない
それでも僕は言うよ
それでも
人生は、人生は豚小屋だ
人生は豚小屋なんだ

ギアを変えながら生きてきたけれど
それでも心根は変わっていない
君は本当に分かっているの?
 僕は君が分からない
 僕は君に手が届かない
 僕は君のところには行けない……もうこれ以上は
時間を止めてくれるかい?
この痛みを止めてくれるかい?

あまりに寒すぎるせいで
僕はまた人恋しくなっているんだ
この痛みを止めてくれるかい?
この痛みを止めてくれるかい?
人生の終焉にいる今でさえ
再び恋に落ちている
またしても
またしても
再び恋に落ちている
またしても
またしても


 7分を超える長尺であったためシングルカットはされなかったが、間違いなくRingleader Of The Tormentorsのマスターピース。イントロを飾る最初の音からドラマチックで、モリシーの大仰なメランコリックを良い意味で引き立てている。

 この曲には、印象的な雷の音、嵐の音、"グラスに水を入れて叩いた音"など様々なSEが組み込まれている。
 アルバム・レコーディングで使われた雷鳴と雨音は、作曲者のアラン・ホワイトが実際の嵐を自宅で録音した素材である。グラスの音を入れるのを思いついたのも彼自身らしい。
 これらはライブでも忠実に再現されていた(ちなみにライブではボズがグラスを叩いていた。音の高さの加減は、その場でグラスの水を飲んで調整していた)。

 曲のアウトロ近くに金属がぶつかり合うような音が入っている。これを聞いて思い出したのは、アランがモリシーと出会う前に溶接所で働いていたという話だ。
「真実味のある人間でいたいだけだ……何故って、俺は世界中の色々な人達と混ざって、最悪な仕事をしたことがあるから……過酷な環境や、苦しい労働が原因で、どういったことが起こるのか知っているから……(アラン・ホワイト)」
 私が連想しただけで、実際は関係ないのかもしれないが、アランの作った曲であるだけに、彼が働いた溶接所で響いていたであろう金属音のように聴こえてくる。

 一方、モリシーは06年5月21日のロンドン・パラディウムのコンサートで「この曲は去年殺害された従兄弟についての歌です」と話している。私はその場にいたのだが、突然のことで聞き間違えかと思ってしまった。モリシーの従兄弟が本当にそのような亡くなり方をしたのかは分からない。

*追記:その後、morrissey soloのファーラムに亡くなった人物のパートナーだったという女性から書き込みがあったらしい。どうやら事実のようだ)。

 人生とは豚小屋だからこそ、報われなくとも誰かを愛することに強く執着するのか、あるいは人を愛していてさえ人生とは吐き気を催すような辛いものだと感じるのか、どちらを思うかは聴き手次第だろう。
 だた、どちらであろうともモリシーの世界では気持ちは届かないものであり、分かっていながらも、自分自身は変われないものなのだ。



収録アルバム
基本的にオリジナル・アルバムのみの記載です。
アルバム未収録曲に限りベスト盤等を記載します。

Ringleader Of The Tormentors